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武井メモ

富山からの奇妙な風邪情報

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 去年の10月に子供が1日だけ発熱して急に黄色い鼻水を出して1週間くらいで治ったが、2日間くらい味がわからないと言っていた。

 そして、親に感染って1日だけ発熱までは同じで、そのあと異常にだるく、ものすごい喉の痛みがあり、急に黄色い鼻水と痰が出続け、喉は息すると痛いレベル…いきなり風邪をこじらせた状態。

 風邪薬が全く効かないので、病院で処方された抗生物質を2週間分も飲んでやっと治ったそうです。

 明らかにいつもの風邪と違い、特に体調も悪くなかったとの事。

 去年から子どもたちの間では広まっていて、通っている中学でも広まってるそうです。

 症状は、子どもは凄く軽症で、大人は急に重症になる。

 


 との情報でした…新型コロナウイルスっぽい症状ですね。

 日本で新コロは、今年の1月28日に指定感染症として定められ、PCR検査は2月頃から渡航歴がある人や、感染者数が多い都道府県から感染者が現れると、その人と接触感染があった人を対象に行ってきました(ようやく変わってきましたが)

 現在も去年の段階では、まだ新コロは日本に上陸してないとの情報になっていますので、抗体検査も出来ませんし、思い出して新コロだったかも?と疑う人もあまりいません。


 私的に何となく気になり富山と武漢との繋がりを調べてみると、富山空港から富山⇔武漢の直行便が飛んでいました。

 去年の9月には新コロ初感染者が出ていたとの話がありますし、直行便が出ているという事は、富山と武漢は製薬会社などの人々が頻繁に行き来しているはずですし、都道府県の中でも、かなり早めにウイルスを持ち込まれていた可能性が高いと思います。


 ちなみに、風邪薬は子供が発熱した日から予防で飲んでいれば効いたと思いますし、二週間も抗生物質を飲んだから治ったのではなく、抗生物質はウイルスには効きませんので、自然治癒に近いと思います。

 重症と書いてますが、WHO基準での現在の病院側の診断では軽症扱いです。

 


 もはや、他の都道府県から旅行者が来る場所に住んでいる人たちは、感染した事があるのかもしれませんね。

 しかし、日本人は日頃から病気への予防意識が高いので、病院に行く前に自分で治してしまっている…それが感染者数が爆増しない要因の一つなのだと思います。