武医BLOG

武井メモ

冬場のスマートフォン等のバッテリー消費対策

f:id:Japatake:20210120135951g:image

イラスト/一般社団法人電池工業会より引用

 

 あけましておめでとうございます🌞

新年早々、緊急事態宣言が発令されてしまいましたね…新型コロナを発症させず何とか冬を乗り切りましょう。冬場の発症は苦しさ倍増します_:(´ཀ`

 

 さて、話をバッテリー問題に戻します♻️

 リチウムイオン電池は寒さにも暑さにも弱い。スマートフォンなどに使用されているリチウムイオン電池は0~35℃の温度範囲内での使用が推奨されています。

 この説明だと最低気温が0℃以下にならない地域では、そのまま使っても問題ないように思います。

 しかし、16~25℃が最も理想的な使用温度範囲なのだそうです…これを意識して使っている方は少ないのではないでしょうか💡

 去年末からバッテリー減りが速い現象が発生してましたが、原因は大きく三つあると判明しました。 

 

①バッテリーの経年劣化(リチウムイオン電池 耐用年数:10年/4000回)

②O.S.による、クラウド接続障害、バッテリー管理機能のバグ等によって消費量増加。

スマートフォン本体が16度以下に冷えていると消費量増加。

 

③についての問題は、寒い場所でバッテリーを使う業種あるある話しなのですが、一般的な使い方をしている人はあまり気付きません。

 ズボンのポケットに入れていれば常に本体が暖められているので問題ないのですが、上着や鞄の中に入れている人は、スマホ本体は外気温に合わせ冷やされやすくなっています。

 本体が16℃以下になっている状態で使うと、動作するのに必要な適正温度に近づけようとバッテリーを急激に発熱させるシステムになっており、それが経年劣化+寒さがセットになる季節になると、電池消費が激しい現象を起こさせているのだと思います(温度センサーは内部に存在し本体や電池の内部温度を管理してます)

 つまり、使う前に本体をお腹などに当ててみて(手では判りにくいです)冷たいと感じたら、まずは感じなくなる程度にポケットなどに入れ暖め、それから使うと消費量は緩やかになるのです。

 面倒な方は最初から体温で温められる場所に入れておけば大丈夫ですが、冷たい外気にさらされる場所で使用していると本体は冷えていきますので、定期的に暖めてあげた方が良いと思います。

 逆に暑い場合は25℃以下にした方が良いのでしょうが室外では難しいですね(T_T)

 

 なお、電池の保存温度範囲は-20~45℃との事なので使っていない状態であれば、保存期間にもよりますが残量80%保存した場合は、寒暖に関係なく80%のままのようです🔋