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武井メモ

③感染症における重要な内臓

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写真:東京都健康安全研究センターより引用

 

 腎臓機能を低下させない。

腎の気化作用が失調すると、水液代謝障害が発生し、息切れや呼吸困難などの症状が現れ、他の臓腑にも熱が滞ってしまい危険。

 今の時期は水分不足で熱中症や膀胱炎になる方も多く、マスク、下痢、アルコールでも水分不足により水液代謝が悪くなりやすいです。腎機能が低下した事で感染者が発見されやすくなっていると考えられます。

 肝機能も低下させない。低下させるほどアルコールを呑むと、腸管制御性T細胞が正常に産生されにくくなり(免疫反応が低下)ウイルスが増殖・侵入しやすい状態になります。更にアルコールが入ると大声で会話しまくるので、飛沫感染や発症する確率が高くなります。


 中医学的には、腑熱が長期化すると臓に上がり、心・肺の熱になるそうです。そして脳髄へと…。

 熱を帯びやすい臓器は、肝(胆)・心(小腸)・肺(大腸)ですが、脾(胃)・腎(膀胱)は熱を帯びた時は相当危険な状態で、ほぼ命に拘ってくるようです。


 余談ですが、子供が発症しにくい発症しても早期完治するのは、胸腺で作られる成熟したT細胞が多いからでは…しかし、食事などにより慢性腸炎が有る子供は、川崎病のような症状が出ているのではないでしょうか。

 

※記載している情報は自己責任でご判断ください。

 感染が疑われる場合は、必ず医療機関で診察・検査してもらいましょう。