武医BLOG

武井メモ

①証明が出来ないので仮想になります

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写真:東京都健康安全研究センターより引用

 

 今年に入ってから、複数のリピーターのお客様が日常生活をしていただけなのに、頸椎がむち打ちの後遺症ぐらいの異常緊張を起こしていました。頸椎固定を解除しても、数週間ぐらいで同じぐらいの異常緊張に戻っており不思議に思っていました。

 最近の症状で多いのは、頸椎、胸椎の固定が激しい。胸鎖乳突筋や僧帽筋も過緊張(特に右側)が凄い。手首、肩、肘に痛みが出る。古傷が傷む。後は足先の冷えを感じていらっしゃる方(頸椎の施術をすると足の冷えが消失する)が多かったのですが、良くある主訴なのであまり気にしていませんでした。

ですが、下記の記事を見た後に無関係ではないなと思いました。

 

 

【迷走神経を介した感染症・がん・炎症性腸疾患の治療に新たな光】

早稲田大学理工学術院の服部正平(はっとりまさひら)教授(研究当時)は、慶應義塾大学医学部内科学教室(消化器)の金井隆典(かないたかのり)教授、寺谷俊昭特任講師、三上洋平助教を中心とするグループとともに、慶應義塾大学医学部外科学教室(一般・消化器)の北川雄光教授、生理学教室の岡野栄之教授、微生物学・免疫学教室教授の吉村昭彦教授、京都府立大学の岩崎有作教授、九州大学の津田誠教授、金沢医科大学の谷田守准教授、理化学研究所の岡田峰陽チームリーダー、東京大学の井上将行教授らと共同で、生体には腸管からの腸内細菌情報を肝臓で統合し脳へ伝え、迷走神経反射によって腸管制御性T細胞(pTreg)の産生を制御する機構が存在することを世界で初めて明らかにしました。(本研究成果の詳細は2020年6月11日(英国時間)に英科学誌『Nature』電子版に掲載)

 

 

 上記の内容を新型コロナと腸炎と迷走神経を関連させ考察してみました。

 

◯ウイルスにより身体に起きる異常。

 ウイルスが鼻腔や口腔などから体内に侵入し腸炎が起こる→連鎖で肝機能障害も起きる→副神経にも反射し異常緊張が起きる。

 これがウイルス感染者の初期症状だと考えますと、最近のお客様の異常について納得が出来ます。

 この状態を放置しておくと、数日後に発熱し両側肺炎も起き、病院のお世話になる事になるのだと思います。


 つまり、新型コロナウイルスに感染すると、ウイルスが引き起こす下痢、腹部膨満感(ゲップ、オナラが増え、食欲も低下)、寝苦しさ、息苦しさから始まり、腸炎からの迷走神経反射により急性咽頭炎と急性扁桃炎が起き、喉の痛み、咳、味覚障害、呼吸が浅くなっていきます。

 そんな状態ならば、肺も腎臓も機能が低下していますので、肝臓はサポートを受けられません。

 肝機能が過労していき、上半身右側に反射痛が起き始めると動きが悪くなり硬直していきます。

 副神経への反射も過剰になっていますので、胸鎖乳突筋と僧帽筋にも異常緊張が起きます(※左副神経が肝臓、右副神経は脾臓(免疫の重要臓器))

 そして、酸欠になってきた体内では、他の臓器や腹膜などに炎症が拡がっていきます…サイトカイン分泌量が増え、体温も上昇、血中酸素飽和度も低下し、呼吸困難になっていきます。

 更に時間が経過すると呼吸不全…体内の熱の逃げ場が無くなります。

 その結果、末期的サイトカインストームが引き起り、傷ついた血管の修復があちこちで発生、血栓が大量発生する状態になってしまうのだと想います。

 

※記載している情報は自己責任でご判断ください。

 感染が疑われる場合は、必ず医療機関で診察・検査してもらいましょう。